近況報告です。

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皆さん、ブログの更新が滞っていてすみません。
病院がますます多忙になり、
時間とエネルギーのほとんどを仕事に使っています。

昔からそうでしたが
全国、特に最近は外国からも
手術の依頼がひっきりなしに入ります。
難易度が非常に高い症例も多いですね。
私にできないことはできないとはっきりと伝えますが
私にできることは命がけでご期待に応えます。
それがプロというものです。

生きるために働くのが普通であり、
働くために生きるのはおろかであるという方もいますが
私の場合は働くために生きています。
というか、そうでなければ私が私である理由が無くなってしまう。

どんなに稼いでも利益の40パーセントは
税金として納めることになっていますから
人生時間や労力との兼ね合いを考えた場合
働けば働くだけ働き損ですが
私にとっての仕事とはお金が全てではありません。
結果に満足して喜んでくださる飼い主さんの言葉。
喜びながら自分から病院に走り込んでくるイヌたち。
それを現実世界で聞いたり見たりするのが私の喜びです。
疲れ果て、例え物理的なエネルギーが枯渇していても
この身を燃やし燃料として応えます。

さて、近況です。

★病院施設のアップデートについて
新しく建設した野村獣医科Vセンタービルも
早いもので十年が過ぎました。
メインになるA棟、B棟、C棟の各ビルにつきましては
さらなる改築工事が行われています、
屋内駐車場の工事用足場など
ご迷惑をおかけしておりますが
年内で終了いたします。

★病院の医療機器の導入について
知る人ぞ知るメカマニアですから
高額な製品を導入することにはまったく抵抗がありません。
そしてそれらの消耗が早いのも事実です。
ついこのあいだ買った半導体レーザーも
五千時間の耐用時間をあっという間に超えてしまい、
今月また買い替えです。
そんなわけで常に最新の医療機器を続々と導入しています。
ご期待ください。

★再生医療について
非常に上手くいっています。
車イスのイヌが
自分の脚で走れるようになります。
その他にも様々な症例に挑んでいますが
数多くの難治性の症例を完治させています。
私が自ら培養している再生幹細胞の
品質、完成度も高くなっています。
ご依頼ください。

★最新癌治療について
数種類の非常に高度な最先端医療を確率させています。
状態や場所によっては完治が困難な場合もありますが
生活の質の向上はもとより全体的な成績は良いと思います。
日々、精進しています。
ご依頼ください。

★手術について
外科手術をご希望される患者さんは
開業以来三十年にわたり、いまだに非常に多く、
その八割が癌、腫瘍の摘出ですが
一般的な病院が不得意とされる特殊手術も可能です。
件数に関しても例えば副腎腫瘍摘出の手術だけでも六千件(!)と
世界新記録並みの数をこなしていますし
美的感覚も尊重していますので安心してご相談ください。
もちろん簡単な手術も大歓迎です。
痛くなく、血を出さず、美しい仕上がりの手術を行います。
ご希望ならガラス張りのオペルームで
麻酔から施術、麻酔覚醒に至るまで
通しでご覧になっていただくこともできます。

★水陸両用水難救助艇での動物救護活動について
東北大震災時の救護活動時に大きく破損しましたが
整備、船舶検査、車両検査、終了いたしました。
有事の際にはいつでも出動いたします。

★ホームページについて
2016年に新しくしたものの
文章も写真もコンテンツも未完成です。
気長にお待ちください。

★新刊の単行本について
執筆が停滞しています。
もうしばらくお待ちください。

★テレビ等の出演について
極端に誤解を受けるような切り口の番組には
以前のようには出る気がしませんので
出演自体は少なくなりましたが
時々は出ています、ご鑑賞ください。

★フェイスブックなどについて
やってほしいというリクエストがありますが
まだしばらくは時間を作れそうにありません。

先日、開業以来25年ぶりの3連休をいただきました。
外国に仕事に行くときですら、いつも日帰りでしたから
プライベートの休日を3日間もいただくのは
本当に25年ぶりでした。
その時の楽しかったことなど皆様に
お伝えしたいことがたくさんあります。
時間をつくり、またいつものように
「仕事とは関係の無い話題のブログ記事」を
書きたいと思っていますので
すいませんがもうしばらくお待ちくださいませ。

愛すべき患者の皆さまと
愛してる動物たちへ。

野村潤一郎

「ガー」の「ギー」

これは「ガー」という現生古代魚です。

現生古代魚とは

現代に生き延びている古代魚です。

古代魚とは

恐竜の時代に栄えた古いタイプの魚です。

この中生代の遺存種は

前端が凸、後端が凹の

不思議な形の脊椎骨を持ち、

ひし形の硬いガノイン鱗に身を包み、

背びれと尻びれが相対した

魚雷のような姿で泳ぎまわり、

エラ呼吸以外に空気呼吸を行い、

見れば見るほどサカナではない

別の何かのような特徴が

超満載ですから

今日もマニアックな人々を

激しく激しく

魅了しちゃうわけです。

「ガー」には

いくつかの種類が存在します。

北・中米にかけて分布する

2属7種が知られていて

大まかな種類としては

スポッテッドガー、

フロリダスポッテッドガー、

ロングノーズガー、

ショートノーズガー、

トロピカルガー、

アリゲーターガー、

キューバンガー、

等があります。

水槽内で飼育をした場合、

野生個体のようには

超・大型化しないと

されていますがそれでも最終的には

小さいもので全長0.5メートル

大型種は1メートルを超えますから

一般家庭で飼育するには

設備投資の覚悟が必要ですね。

で、写真の「ガー」なんですが

実は本日手に入れたばかりの

全長25センチの幼体です。

種類はキューバンガーです。

通称「マンファリ」と呼ばれ

かつては幻のガーであり、

当時は「上野水族館」か

「よみうりランド」に行かないと

見ることはできませんでした。

今では運が良ければ

熱帯魚屋さんで買えますね。

この種は本当にかっこいいです。

無地のオリーブグリーンに輝く身体、

幅広で短い口吻が大変に素敵です。

しかもこの個体は

ウロコの配列の乱れも無く

大変な極美です。

私はうれしい。

目黒のお店には本当に感謝ですよ。

こういうことがあると

仕事のモチベーションも

ギンギンに高まるというものです。

なるほどー。

さすがとうちゃん。

で、さっそく名前を付けました。

「ギー」です。

「ガー」の「ギー」ですね。

「ガー」の「グー」

「ガー」の「ゲー」

「ガー」の「ゴー」と

続いて増えていくかどうかは

わかりません。

名前の付け方、

意外とテキトーですな・・・。

★★★★

また世話が大変な大型の生き物が

増えちゃいましたが

ここまできたら一緒でしょう。

野村獣医科Vセンタービルの中には

哺乳類、鳥類、爬虫類、

両生類、魚類、節足動物、

いったい何十頭の

不思議生物が

暮らしているのかな。

数が判っても

だから何、という感じですので

ここ数年、数えなくなってしまいました。

こんにちは、バンダです。

おとうさま、別に

それでいいんじゃ

ないでしょうか。

そんなことより

明日もオペがあるんだから

はやくねるニャ。

キンカジュー、名前の秘密

子供のころから

動物が大好きだった私は

その時その時の自分の力で手に入る

様々な生き物を迎え入れ、

飼育、同居してきましたが

その中でも古顔なのが

このキンタローです。

キンタローはキンカジューという

アライグマ科キンカジュー属の哺乳類です。

今年で25歳になります。

写真ではちょっと不機嫌な顔をしていますが

これは撮影のために夜行性である彼を

バナナ程度の貢ぎ物でたたき起こしたからです。

当時、カリフォルニアの動物園から

譲り受けたのですが

最初の約束とは違って

やってきたのは赤ん坊ではなく

“大人”の個体でした。

最初は取り扱いが怖かったですね。

とうちゃん、とうちゃん。

キンタローはおいらよりも

18歳も年上だったんだねー。

あ、みなさんこんにちは。

四代目ドーベルマンの

野村オスカーです。

そう。

キンタローは

クリスマスを25回も経験してるんだよ。

こんな乳歯だった・・・

こーんなチビちゃんが・・・

当時、私が描いた完成予想図通り・・・

こんなに逞しく

育ったわけだけれど

それよりもずっとずっと昔から

キンタローはいるんだ。

どうでもいいけど

ひでえ絵だなー。

こんなのもでてきた。

外人・・・

日本人・・・

うーん。

とうちゃんはブログを

真面目に書く気があるのかにゃー。

とうちゃん、とうちゃん。

そんなことより

あちょんでー。

おとうさま、

また話が横道にそれてます。

それてるよ。

それてますが。

うん、それてる。

みー。

みー。

みー。

話を戻します。

で、「キンカジュー」という名称。

なんだかオリエンタルなひびきですね。

「何という動物ですか」と聞かれたとき

「キンカジュー」ですと答えると

「日本の生き物なんですか」と返されます。

でも彼の故郷は中南米なんですよ。

キンカジュー(kinkajou) は

quincajouが変化した名前です。

ところがquincajouは

北米原産のイタチ科の動物である

クズリのことです。

そもそもquincajouは

北米先住民族たちの

carcajouや

Gwingwaageや

Kwingwaageという

クズリを示す呼び名が

元になっています。

どうやら北米の人が南米で見た動物を

北米のクズリと混同してしまい

当時のクズリの呼び名をそのまま

使って現在に至っているようですね。

めんどうくさいですな・・・。

とうちゃんの説明はじょうずだから

オレ様の

ネコの額の中にある

ネコの脳みそでも

解るニャ。

ちなみに僕の子供の頃は・・・

こんなだったよ。

おまえ、あんまり

変わってないニャ。

とうちゃーん。

ぐー。

ぐー。

ぐー。