旧いクルマで旧いカメラを受け取りに

修理を終え、四か月ぶりに初代ギブリが戻ってきました。
お年寄りは入院すると長いですね。

この日は午後の手術が早く終わったので、
いつもの浅草のクラシックカメラ屋さんにダッシュしました。
一年前に預けたカメラ、そろそろ修理が出来上がっているはずなんです。

1968年式、初代マセラティ・ギブリ。
V8、4900cc、愛称ボギー。
男がカッコつけて生きていられた古き良き時代のスーパースポーツ。

さっそく、
古き良きオジサンがロック・オン!

もう夢中になって車体の下まで観察している様子。
わかっていらっしゃるようです、嬉しいなあ、本当に好きなんですね。
しかも一定の距離をおいて、ちゃんと敬意を示してくださってます。
こういう芳しきクルマ趣味を理解している方は礼儀正しいし、心が裕福です。
普通の人たちみたいな下世話な質問は一切してこないし、気分が素敵。

というわけで愛カメラが帰還しました。
1962年型、旧フォクトレンドル製・ウルトラマチック。
職人魂のカタマリみたいな複雑怪奇なメカを持つコレが大好きで
中古で手に入れてから
十五年も使い続けています。
右にある革ケース入りの黒いのは
ついでに買ってしまったローライフレックス用のプリズムファインダーです。
今までもっていたやつを無くしちゃったので。
ややワケあり品のため今回は安かった、超・破格でした、得しました。

ローライフレックスに装着したところ。
巨大なプリズムを頭に乗せるとかなり重くなりますが
私は身体を鍛えているから問題ありません。

なんかマッコウクジラみたいです。
いかついなあ。
では本日はこれにて。