お仕事の話(第四夜)

 

苦しみは“肥やし”である。
悲しみは“恵みの雨”である。
怒りは“真っ赤に燃える太陽”である。
疲労は“風”である。
そして寄せられる賞賛こそが
“たわわに実った果実”である。

しかしだからといって
それを自分で食べてしまったら
つまらないただの人。
解るかな?

まあとにかく、
自分は何のために生まれてきたのか
自分は何のために人生を犠牲にするのか
自分は何のために死ねるのか。

それが明確に判っているだけでも
俺は幸せなんだろう。

だからこれからも
このまま真っ直ぐに進む。

タフネスの源は
たぶん愛と勇気だ。

写真①
オペをしているところ。
煙はレーザー。

写真②
こんなところにも腫瘍はできる。
完全摘出した後はこのようにきっちり縫合する。
抜糸して毛が生えれば、
あとは悪夢を忘れるだけ。

☆☆つづく☆☆

「お仕事の話(第四夜)」への56件のフィードバック

  1. 今日の話は心に響きました。
    自分の使命や生きる目的は、自分探しの京都一人旅なんかで見つかるものではなく、日々の努力と労働の苦労から見出すものなんですね。

    しかし、本当に色々なところに腫瘍はできるものですね。
    布を縫うのと違って、平面ではなく厚さもあり、のびる皮膚を、これだけ細かくキレイに縫うのは、難しいのだろうなと思いました。
    手術中の先生の写真から、細かい作業なのが伝わってきました。
    先生、今日もお疲れ様です。

  2. 草食系男子とか言って
    ちっとも頼りにならない役立たずの男性がもてはやされていますが変ですよね~。
    弱々しい男が好きなんて平和ボケしてるのでしょう。。。
    生命力を他人にわけてくれるほど強い
    肉食系の野村先生が特に素敵に見えるこのごろです。
    あ、、、野村先生は肉食系というよりも本物の肉食獣かな。。。その頂点のライオンですね、しかもとっても優しいライオン。。。

  3. 先生の著書を読みあさり、このブログを拝見して、本当に尊敬しています。
    普段、先生の病院へ通うことは出来ない遠方の者ですが、先生のような方がいらっしゃる、というだけで、何となく心強く感じます。
    お体を壊さないよう頑張ってくださいね。

  4. 野村先生、野村獣医科Vセンターで診察(治療)を
    してもらう動物は、幸せだと思います。
    日々の激務によって実った、
    ‘果実’を、患者さんを助ける為にまた使い、
    循環していくのですね。

    何の為に自分の人生を使うのか…
    ずっと考えていました。

    実った果実を自分ではない誰かに使うから、
    先生の言動の根底には、
    いつも優しさが溢れているのですね。

  5. 先生のお仕事編の日記の文は、戦う男のポエムの

    ようで美しいです。

    たわわに実った果実を自分で食べてはいけないの

    が、先生の美学なのですね。

    きょうも先生の日記で、新たに勉強しました。

  6. 先生の仕事は仕事の域を超えて「愛」なのでしょうね。
    そのおかげでたくさんの命と飼い主が救われているのですね。
    自分の時間を削って命を救うって、誰にでもできることじゃないですものね。

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