犬の手の腫瘍

老犬の“手にできた腫瘍”です。
この状態で初めて御来院しました。

飼い主さんは
“腕を切断しないで治せる獣医”を
探し回っていたらしいのですが
最後の最後に私の病院に到着です…。

★写真説明

写真①
実にひどい状態です。
普通は腕の切断になると思います。
周囲の組織を全て巻き込んだ
腫瘍の末期です。

写真②
靭帯や神経や血管を
剥がしたり、切ったり、繋いだり、して
全ての腫瘍を取り除き手を作り直しました。

手の甲の一部は
お得意の“傷が見えない仕上げ”をしていません。

また、その場所の皮膚を縫うナイロン糸が
太くて間隔が開いているのはわざとです。

そこは常にテンションがかかる場所であり、
豊富な血液循環の確保が必要だからです。

で、抜糸後の予後ですが…

キレイに完治しました。
毛が生えて傷口も見えなくなり、
今はもう普通の手です。

よかったですね!

飼い主さんは
野村獣医科Vセンターを
普段のかかりつけにしてくださると
約束してくださいました。

次の混合ワクチンとフィラリア予防、
是非、私の病院でやってくださいね!
お待ちいたしております。

「犬の手の腫瘍」への15件のフィードバック

  1. お写真を拝見して・・・あまりの凄さに
    お口がポカ~ンとしてしまいました。

    先生、お見事!としか言いようがありません。
    ただ、腫瘍を取り除けば良いって訳では無いですものね。

    さらりと“手を作り直しました”と書かれておりますけれど、
    先生が、今までの、ご経験の中で、一番、手強かった手術って、
    どんなに凄かったのか・・・もう私は、想像すら出来ません。(驚)

    それと・・・先生っ!
    この間のテレビ、見逃してしまいました。(泣)
    今度は、是非、お知らせしてくださ~い!
    そして、ステキなクリスマスになりますように~♪

  2. ワンちゃん…
    今まで長くこんな状態だったのだろうか…?
    辛かっただろうなぁ…痛かっただろうなぁ…頑張ったなぁ…と思うと胸が痛くなりました。

    先生の手は神の手です!!!

    器用でセンスがある事は穴が開く程先生の本を読ませて頂いているので存じておりましたが動物の事を想っていなかったら こんなスゴイ事は出来ないと思います。

    ワンちゃん…
    先生の おかげで又歩く事が楽しくなりましたね(^^)

    良かった…(泣)

  3. 写真を見て思わずあまりの腫瘍のひどさに、酷い・・・とうなってしまいました。
    この中に靭帯、神経、血管があることを思うと、とても細かい作業の連続の手術だったのだろうな、と思います。
    手術後は元通りの手に戻り良かったです。
    こんなに小さな手だったんですねぇ。
    やはり早期発見、早期治療が大切ですねぇ。

  4. 今日もお疲れ様です。
    新入りなのに、図々しく三回連続で感激コメントです。

    今年の夏に19歳のワンコを亡くしましたので「お、お~ぅ!」でした。
    飼い主さんの病院捜しにも愛を感じます。

    先生に会えて、
    この子は今まで通り、ポコポコを気にせず暮らせますね。

    本当は先生に執刀していただく必要のない「人生」ならぬ「動物生」が1番なんですけど、そうもいかないのが「命」ですね。。。

    でも助けてもらえたからもう安心♪

    ワンちゃん、まだ硬い物が噛めるなら、
    イリスちゃんと同じ様にガムを持ってカジカジできますね♪

  5. あの状態からこんなにキレイになるなんて!!
    ほとんど魔法使いですね。
    いや、センセイなら魔法の一つや二つ使えるのかも・・・

  6. わんちゃんの手、物凄い状態だったのに、

    まるで何事もなかったように治って、先生は

    漫画のブラックジャックを超えた存在ですねー

    野村先生、(お忙しそうですが)野村先生のファ

    ンの皆様、楽しいクリスマスをお過ごし下さい。

  7. …としか言葉が出ません…あぁ、良かった。。。

    さて皆様、メリー・クリスマス!
    光に溢れる今宵…全国それぞれの地で(?)
    どうぞ「心安らかな時間」をお過ごし下さい。

    そして…書き込みレギュラーのMARIAさん!
    お誕生日おめでとぉぉおおっ!!!

    我が家は今夜ぁ~♪
    ササミ&マグロ祭りぃ~♪
    じんぐるり~ん♪メリー・クリスマス!!

  8. 先生…そして先生が大好きで先生を敬愛している皆さん♪
    心穏やかで楽しいクリスマス★の日になりますように(#^.^#)

    そして…
    一日も早く動物達にとって優しい世の中になり
    動物達の平和が守られますように・・・。

        ☆Merry Christmas☆

  9. 泣きそうになりました。
    でもでもラストはハッピーでうれし泣きです。

    先生、Vセンターの皆様、ここに集う皆様、
    そしてそして全ての生き物たちに
    素敵なクリスマスをお過ごしくださ~い!
    (という自分は仕事中(笑))。

  10. 初の書き込み失礼します、先生の大ファンな者です。
    先生の書かれる文章が大好きで、書籍の他にエッセイの載ってたアニファやシンラも大事に取ってあります。

    こちらのブログは柔らかいお話で笑わせられたり、このような神業で度肝を抜かれたりと、いつもいろんな感情を刺激させられつつ拝見しております。

    本当に、スゴイです…! まさにブラックジャック先生・ゴッドハンドですね!
    先生みたいな方が動物の味方で本当に良かったと思い、そしてその偉業・生き様を同じ時代に生きて拝見できることにも感動します。

    最後の3行(前回の日記の最後の4行とともに)、元気な文体(?)なのに先生のご苦労をひしひしと感じ、ホロリとしてしまいました(TvT)

  11. 私も先生のところを探して行ったので、気持ちはよく分かります。
    それにしても痛々しいですね。
    急にあんなに悪化するものなんですか?
    家にも秋&春がいるので、心配になります。

    ワンちゃん、また歩けるようになりますね♪

  12. Merry Christmas!
       ☆
       ▲
       ▲▲
      ▲▲▲
      ▲▲★▲
     ▲▲▲▲▲ 畄
       ││   \●
     ┏===┓  ■
     ┃###┃  ■
     ┗━━━┛  ||
    皆無事に越冬出来ます様に

  13. 今日も神業お仕事、お疲れ様です。

    私にとって先生はキリストなんですが
    (宗教的な思想からの例えではないです。信者さん、お許し下さい)

    若い獣医さんですが、Petit野村の如く熱い先生がいるんですよ。
    馬鹿な飼い主が減る様に(動物の助けになる様にが大きいかも)HPを開いてます。
    読んでて「多分、この先生、野村先生のファンだなぁ~」といつも思います。

    動物の相談サイトにも先生の信者がいますよ。
    回答はいつも「ここではなく獣医に相談を。本を熟読しなさい」です。熱いです。

    私も機会さえあればギデオン協会並に本を配ってるんですが(笑)

    先生って、もう、患者と飼い主を助けるだけじゃないんですよね。

    睡眠&動物さん達との時間を削って書いてくださった本からも、
    沢山沢山生まれてますね。

    ファンとして嬉しい限りで、先生を深く凄いと思います♪

  14. いや、武田ちゃんさんに続いてみたくなったので(^^)v

    私の場合…
    クリスマスには教会の鐘に向かって、胸の前で手を組み合わせ、
    その数日後、先祖の墓参りで手を合わせ、
    年が明けたら、神社でパンパンッと手を叩いています(笑)

    そんな「宗旨宗派お構いなし」な私が、
    ピチピチなおネェさんの頃から、
    お肌の曲がり角を曲がりきった今に至るまで(^^;
    心底!崇め続けているのが…そう、野村先生であります。

    クリスチャン風に表現すれば。。。
    私にとって、先生の著書は聖書であり、Vセンターはバチカンであり、
    このページは、日々立ち寄れる身近な教会であります(笑)

    キリストの使徒たちの如く、野村先生の心を継ぐ獣医さんが
    全国的に(全世界的に)活躍する世の中になって欲しいですね~~

    私も、知り合いが「初めて動物を飼育する時」は必ず
    先生の著書を送りつけて(?)強制的に読んでもらっていますよ(^^)v

    ここに集まる同志諸氏は…近いことやってますよ、みんな(笑)

  15. >皆様

    一年中“師走”の状態の
    獣医“師”ですが
    今月、本当の師走になってからは
    正に師走×2という印象ですね。

    ブログもせっかくのコーヒータイムなのに
    “無粋な仕事の話”ばかりになってしまい
    恐縮です。

    いつも応援、有難う御座います。
    まだまだ未熟者ゆえ慢心することなく
    命続く限り日々精進いたします。

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