1994年に撮ったフイルム写真。
これはスカンクのソロモンです。
当時、彼をお迎えするのには勇気がいりました。
誰も飼ったことのない未知の生き物でしたから。
小さな目、頭の横についている耳、
大きな鼻。そしてまん丸の身体。
ぬいぐるみのようでした。
「ソロモンの指輪」を付けた
ソロモン王のように
動物と対話ができるようになればと
思いをかけて
私はこの子にソロモンと名付けたんです。
とてもなついてくれました。
ひもでつなぐこともなく
一緒に道を歩いていました。
この時代はペットシーツなんか
ありませんでしたから
おしっこは新聞紙の上に
させていました。
お風呂はバケツで入れていました。
たいして嫌がりもしなかったですね。
本当に可愛い子でした。
体重は七キロくらいだったかな。
眠ってる顔がまた可愛かった。
あたたかさ、ふわふわ感、
スカンクのにおい。
なつかしいな。
たのしかったな。
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ソロモンが星になってから
何年たったっけかな。
いつかどこかでまた会えるかな。
これはその頃に書いた本です。
1995年、初版。
なんかこれもなつかしいなー。