野村潤一郎 オフィシャルブログ

ランボルギーニ エスパーダ

ESPADA 1974

1974年型のランボルギーニ・エスパーダです。

去年の九月に購入したものの、

古さゆえ問題がある部分が多数見つかり、

十か月にわたる重修理を経て

このたび復活、帰還しました。

このアナログメカ満載のマシンは

4000㏄の12気筒エンジン

6基のウエーバーキャブレターで吸気して

70年代的排気ガスを吐き出しながら

メガトンパワーを発生します。

エコの時代にまたこんな恐竜みたいなクルマ

、、、何故ですかぁ~と

半分バカにしたような雰囲気で

質問する方は多いですね。

しかし真面目に説明してもわかる人は少ない。

一言でいえば、昭和男の意地ですよ。

今の時代、パッと見クリーンのようでいて

一皮むけばドロドロしていて気持ち悪い。

偽善と保身と虚偽と怠惰に

まみれているじゃありませんか。

だけど私はいまだに昭和のままです。

汗と涙と熱血と根性と努力と

そして愛と誠を忘れることができません。

みんなもっと元気出せよ、と言いたい。

キーボードをパチパチやっても

そんなのただの自己満足でしょ。

まだ怒りに燃える闘志があるなら

有言実行、勧善懲悪が原則でしょ。

空手チョップで

悪人のド頭をたたき割るのが正義でしょ。

そのあたりのスッキリさ加減が

昭和のオトコと昭和のクルマの真骨頂なんです。

つまりローテク時代の最高峰メカニズムの

むせかえるような濃厚さ潔さ

言い訳がましくない豪直球な設計思想が

昔からの機械好きにはたまらないという事です。