フェレットの副腎腫瘍・摘出術

最近、今回の記事と同様の症例の患者さんが
非常に多く御来院しています。

皆様、フェレットの副腎腫瘍は
巨大化するまで放置しなでくださいませ。

注射や飲み薬で身体を騙す方法もありますが
それは姑息的療法ですので完治はしません。
虫歯を削らずに治すことができないのと一緒ですね。

“自分にとって都合のよい方法”を
無理やりにでも信じたいのはよく解ります。
でもそれは本当の愛と言えるのでしょうか。

手遅れになってからオペをご希望された場合、
私でもちょっとキツいことがあるのです。

「野村獣医科Vセンターは最後の手段!」
なんて言っていないで普段から診せてくださいね。

何かとお忙しいところ
大変に申し訳ないのですが何卒お願いいたします。

七歳未満のフェレットならば
まだまだ寿命がありますから
外科的手段を考慮してもよろしいかと思います。
そもそも腫瘍は年寄りの病気なんです。

また、獣医師の皆様も
この手の問題に行き詰った場合
ご遠慮なく御依頼くださいませ。
ここ数年、そういう先生方も増えてきています。
野村獣医科Vセンターは様々な条件に恵まれており
精神的に清潔な立場に御座います故
決して貴院の名誉を汚すことはありません。

★写真説明

写真①
指差したところ全部が腫瘍化した副腎です。
かなり巨大ですね。
本来は2ミリくらいです。

写真②
大きすぎる副腎腫瘍は視野を遮るため
最後に出現する大血管の縫合の際には
このように吊り下げて行います。
苦肉の策ですが実戦・野村流の一つです。

写真③
小さな身体から完全摘出した巨大な副腎腫瘍。
キレイに取れてますね!

(注)
この写真は過去の記事に一度使用したものです。