犬の鼠経ヘルニア。

鼠経(そけい)とは
腿の付け根のことを言います。

その部分にある鼠経輪という
筋肉の隙間が広がってしまうと、
内臓を包んでいる膜をかぶったまま
お腹の中にある何かが飛び出てきて
皮膚の下にポッコリしたコブができます。
この状態を鼠経ヘルニアと呼びます。

コブの中身は
お腹の中の脂身であることが多いのですが
腸やボウコウの場合もあります。
押して戻らない時は危険な状態です。

★写真説明

写真①
左足の腿の付け根に
大きなふくらみがあります。
押しても戻りません。

写真②
お腹の膜をかぶった内臓が出てきました。
この膜の中身、ちょっと驚きましたよ。
“左右の卵巣と子宮”が逆さまに入っていたのです。
解剖学的にも普通では考えられないことです。
同じ病気でもこういうのは稀ですね。

写真③
皆さんには刺激が強いので
途中の写真を省略しました。
例によって“傷が見えない仕上げ”です。
今回はちょっと見えちゃっていますが
跡はすぐに消えます。

野村獣医科Vセンターに来て
良かったですね!

これからは予防注射やフィラリア予防など
かかりつけとして普段から診せてくださいね。
こんなことになる前に
早期発見&早期治療が可能です。